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# エッセイみたいな。 # 塾講師日記

塾講師日記 (たぶん#1)

Ritsuki

2021/05/30

1min.の解説担当として活動している僕、Ritsuは、塾で講師のバイトをしている。

今日は、そこでの話をしてみようと思う。

担当しているレッスンはいくつかあるが、今回とりあげるのは「中1英語」のクラス。

中学生になったばかりのぴちぴち1年生に、50分間英語を教えている。

英語を構成しているのは単語・文法・発音の3つが主で、基本的な単語がその出発点であると思っている。

例えば

I like apples.

の I が He になったら、単数形が主語にいるので動詞に s をつけて

He likes apples

にするという説明は、I , He, like, apple の単語がわかっていないと通じない。

僕が担当しているその生徒さんは、単語を覚えるのがとっても苦手。。。

レッスンの最初に、単語テストをして、9割以上クリアで次の単語というふうにレベルアップしていく形式なのだが、4月にレッスンをスタートして以来、いまだにクリアしたことがない(少しため息)

この前のレッスン風景の一部を見てみよう


僕「よし、これ読んで」(Who is that girl?という文を指さす)

生徒さん (なんとか頑張って読み切る。たまに間違える)

僕「じゃあ、Who ってどういう意味だっけ?」

生徒さん「あー、ド忘れした!!!!」

僕 (多分演技だな….)「よし、じゃあ今覚えよう。『誰?』って質問するときに、Whoね。じゃあ、that girlってどういう意味?」

生徒さん「thatはこれ?? girlは、なんだっけ」

僕「これはthis. thatは、『あの』や『あれ』。girlは女の子。じゃあ、that girlは?」

生徒さん「あの、、、女の子!」

僕「そうそう! じゃあ、Who is that girl? ってどういう意味?」

生徒さん「Who ってなんだっけ….」

僕「….」


という具合で、大変である。英語に限らず、学習は楽しんでやった方が伸びるのは承知の上だが、3年後に受験を控えていることを考えると、単語は詰め込んでもらうしかない。

だって、そうじゃないと、どんどんどんどん英語で遅れをとって、相当修復不可能な状態になってしまう。

じゃあ、その生徒さんが覚えるのは苦手なのはなぜか、と考えると「ローマ字への習熟のなさ」が原因な気がしている。

その生徒さんは、英会話を習っていたらしく、Listeningはある程度できる。ただ、文を読んだり、書いたりがてんでだめ。そして、単語が壊滅的に読めない…

これは、単語を覚えてないからというのもあるが、文字と音が瞬間的に対応してくれないことが原因だと思う。

もちろん、英単語をローマ字で読むことは危険である。危険というより、かなりおかしな発音になることも多い。

しかし、やっぱりある程度、「n」は ナニヌネノ関連、「a」はエーとかアとか、みたいな瞬間的な対応がないと、ただの呪文を書いたり、ただの呪文を意味もなく覚えさせられたりしているように思えても仕方がないかもしれない。僕らがアラビア語を写せ、と言われたらそうならざるをえないように。。。

だから、ローマ字で培ったアルファベットとの親和性を、フォニックスで確固たるものにしたい。フォニックスが重要なのはそのためだと思う。(ローマ字がフォニックスで矯正されることもあるけど。)

かといって、限られたレッスンの中で、音と文字との対応をしっかりやるためには、と言われると、悩むところ。うーん。英語は読めると楽しいんだけどなー。

とりあえず、今後の展望に期待ということで、今日はこの辺で。(塾講師日記はまた続くかも。。。)

適当にまとめました。